パントテン酸 / Pantothenic acid
パントテン酸とは
パントテン酸は、水にとける水溶性ビタミンのひとつです。パントテン酸の名前は、広くどこにもあるという意味であるといわれ、その言葉の通り動植物食品に広く含まれています。
どんな働きがあるのですか
パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する重要な役割をします。また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。これらのことから、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもしています。
どんな食品に多く含まれていますか
パントテン酸は、広く食品に含まれますが、特に多いのはレバー、納豆、さけやいわしなどの魚介類、肉類、卵などです。
どれくらいとったらいいのですか
不足すると、足裏の異常感や精神障害などがみられたという報告がありますが、広く食品に含まれることから、通常の食生活で不足による欠乏症はめったにありません。 一方、まだデータは十分ではなりませんが、とり過ぎた場合の有害な影響は報告されていません。